5月12日に宗道臣デー(公園のごみ拾い)と開祖忌法要を執り行いました。
宗道臣デーは、開祖宗道臣先生の命日がある5月に全国の道院や支部で社会貢献を実践するもので、当道院では取り掛かり易い清掃奉仕(一番近くの公園でごみ拾い)を行いました。
勝手にやるといけないので、事前に区長さんに挨拶に伺ったところ、前日に「子供さんに配ってあげて下さい」と副区長さんがジュースを持ってきてくださいました@_@
道院から公園に移動して、ごみ拾いをスタートする前に、
公園のごみを拾ってキレイにして、喜んでもらうのは素晴らしいことですが、奉仕作業をやる上では当たり前のことです。自分で出したごみではないけれど、落ちているごみを拾うという行動を介して自分の為だけでなく、人のために行動できる人間になるための修行です。今日はイベントなので、仕方なしと思う人がいるかもしれませんが、やるからには一生懸命拾って下さい。と参加者に話をしました。
学校や公共施設で、落とし物を拾えるか?落ちているごみを拾ってごみ箱に捨てられるか?困っている人を見かけて、声をかけられるか?自分は関係ないから...、と見て見ぬふりをしてしまうことも多いのではないでしょうか?少林寺拳法の拳士たるもの、称賛や名誉のためではなく、まず自分に利が無いと思うことでも、実行できるような人になってほしい、との思いで話をしました。(自分が良いと思うことを行動に移せば、心が晴れるので、利が無いということ決してないと思います。)
スタート前はぱっと見キレイに見えたので、予定していた30分持つかと少し心配しましたが、遊具の近くにお菓子の細かいごみが落ちていて、時間通りに終了しました。
普段の修練では味わえない良い体験ができたかなと思います。各々の倫理観もありますが、一生懸命ごみ拾いした人は無下にごみを捨てることは無くなると思います。参加して下さった保護者の方も有り難うございました。
道院に戻って、開祖忌法要を行いました。
ごみ拾いで疲れたのか、子供たちの様子も普段の修練と違って新鮮でした。
私が生まれた年には、すでに宗道臣先生はお亡くなりになられていたため、直接お会いしたことはありません。当然、小学生の拳士たちもそうです。
法話で、少林寺拳法の開創についてと、金剛禅の教えや少林寺拳法の技法を介して多くの先生や仲間、そして当道院に所属している拳士たちに出会えたことに非常に感謝しているから、開祖忌法要を行っています。
と、私の開祖忌に対する思いをお話ししました。
参列した皆にも、いずれ開祖忌法要をする意義を見つけてもらえたら良いなと思います。小学生の内は難しいでしょうが...。
今回は、ごみ拾いを行う関係で、修練時間を午前中に変更したため、参加できない拳士もいましたが、次の機会にはぜひ参加してもらえたらと思います。
Comments